目次
はしがき
序章 視角と課題について――問題の出発点
Introduction: On viewing angle [viewpoint, perspective] and subject [theme, problem] -- The starting points of the issues
第1節 「日本人」を画定するものとは
第2節 満洲国における国籍と戸籍のもつ意味
第3節 分析の枠組と課題
第 I 部 近代日本における国籍法と戸籍法――「日本人」と「外地人」というふたつの刻印
Part I: Nationality and family registeration in recent-ere [modern] Japan -- The two imprints [seals, brands] of "Japanese" and "Exteriorite"
第1章 日本国籍と植民地人――政治的道具としての国籍
Chapter 1: Japan[ese] nationality and colonyites [colonials] -- Nationality as a political tool
はじめに
第1節 日本国籍法と「日本人」の画定
1 明治政府における国籍法の模索
2 日本国籍法の原理と特色――「日本人」をいかに画定するか
3 在外日本人の二重国籍をめぐる国籍法改正問題
第2節 朝鮮人における「日本人」という刻印
1 植民地人の「日本人」への編入
2 韓国併合と国籍法施行問題
3 朝鮮人国籍政策と国際規範の矛盾
第3節 台湾人国籍政策の推移
1 台湾領有と台湾住民の国籍決定
2 台湾人旅券制度――同一国籍におけるふたつの旅券
3 台湾籍民と日本国籍――現地「日本人」の創出
おわりに
第2章 植民地統治と戸籍法――「内地人」と「外地人」の峻別
Chapter 2: Colony [colonial] rule and the Family Register Law -- The high [steep, mountanous] distinction between "Interiorite" and "Exteriorite"
はじめに
第1節 日本戸籍法の構造と特質
1 壬申戸籍の成立と意義
2 「日本人」の公証資料としての戸籍
第2節 「日本人」における戸籍の壁――「内地人」「外地人」の境界
1 帝国日本における「外地」の発生
2 地域籍と共通法
第3節 台湾における戸籍制度の思想と構造
1 台湾戸口調査の始動
2 台湾統治における保甲制度の役割
3 台湾臨時戸口調査の実施――異民族統治における国勢調査
4 台湾戸籍の運用と台湾人
第4節 総力戦体制における皇民化と戸籍
1 植民地人の皇民化運動と内地転籍問題
2 第二次世界大戦末期における植民地戸籍問題
おわりに
第II部 満洲国における「国民」の画定――戸籍・国籍・民籍
Part II: The demarcation of "National" in Manchoukuo -- family [household] registers, national registers [nationality], population registers [subnationality]
第3章 満洲国草創期における国籍創設問題――複合民族国家における「国民」の選定と帰化制度
Chapter 3: Nationality establishment issues at time of inauguration of Manchoukuo -- The choice of "National" and the allegience change [naturalization] system in the compound-nation [multiple-race] state
はじめに
第1節 満洲国建国と国籍法の要請
1 在満日本人の帰化問題の台頭
2 「満洲国人民」概念の創出
第2節 建国草創における満洲国国籍法案と帰化規定
第3節 白系ロシア人国籍政策における葛藤――満洲国の国籍法制定をめぐる国際環境
1 白系ロシア人国籍問題の複雑性
2 満洲国国籍法案と白系ロシア人の帰化問題
おわりに
第4章 満洲国における「国民」の身分証明――戸籍法と民籍法の帰趨
Chapter 4: Personal identification of "nationals" in Manchoukuo -- Outcomes of Family Register Law and Nationality Law
はじめに
第1節 満洲国における戸籍法の要請
1 治安粛正工作としての戸口調査
2 満洲国保甲制度の実施
3 日本人戸籍行政における治外法権
第2節 満洲国民籍制度の理念と実態
1 複合民族国家における民事法
2 満洲国民籍法制定の要請
3 満洲国の国勢調査――民籍法における「満洲国人民」の射程
4 暫行民籍法の基本内容
5 在満日本人の日満二重本籍
第3節 満洲国における「日本人」の至上性――複合民族国家における民族の純血
1 金澤理康の満洲国国籍法案――民籍制度の国籍法的運用
2 日本人開拓民における民族の純血
第4節 満洲国民籍制度の実施と限界
1 民籍法における就籍の意義
2 民籍法と寄留法
3 無化される満洲国の法域――「日本人」の司法処理をめぐって
おわりに
終章
Conclusion
第1節 政治的道具としての国籍
第2節 戸籍による「日本人」の創出と統制
第3節 満洲国における戸籍と民籍
あとがき
註
引用・参考文献
索引
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